事業を始めるにあたって、個人事業主となるメリットは以下のようなものがあります。
■事業を始める手続き
個人事業主として事業を始めるためには、開業届を提出するだけでよく、手続きは簡単です。
■青色申告のメリット
個人事業主として、青色申告をすると、様々なメリットを享受することができます。中でも最も大きなものは、控除額が大きいということです。
■事業収入の取り扱い
会社を設立する場合のように、会社財産と個人財産を明確に区別しなくてもかまいません。また、事業所得と他の所得を合算することができ、これにより、税金還付をより多く受けられる場合があります。
もっとも、以下のようなデメリットもあります。
■青色申告の手続きの煩雑さ
先ほど述べたように、青色申告によるメリットを享受できる反面、そのためには、申請の手続きを経る必要があり、また、書類に不備があると許可が取り消される等、手間がかかります。
■節税面
節税面では、会社設立の方が有利になり、個人事業主として事業を始める方がどうしても不利になってしまいます。
■確定申告
個人事業主になると、毎年確定申告をする必要があります。
■対外的信用
一般に、個人事業主の方が法人よりも対外的な信用に劣り、信頼を積み上げるまでは取引先が事実上制限されたり、人材の確保が難しくなったりする場合があります。
個人事業主のメリット・デメリット
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