個人事業主にとって確定申告は非常に手間がかかるものです。そのため、期限ギリギリに着手することになると申告が遅れることに繋がるため、前もって確定申告について理解しておく必要があります。ここでは、確定申告の必要書類について紹介します。
まず、確定申告には白色申告と青色申告が存在します
この2つに共通している書類として、
・確定申告書B
・各種控除関係書類
・源泉徴収票(給与所得がある場合)
これら3つとなります。
そして、これらに加えて、白色申告の場合は収支内訳書、青色申告の場合青色申告決算書が必要となります。白色申告、青色申告、どちらの場合であっても必要な書類は4種類です。以下では、これらの書類について説明します。
まず、確定申告書についてですが、この書類はAとBの2種類があります。フリーランスや個人事業主が対象となるのはBの書類です。
次に、各種控除関係書類についてですが、控除の種類として、社会保険料控除、生命保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、医療費控除、自身保険料控除、雑損控除、寄付金控除があります。これらのうち、自分自身が受けられる控除を確認し、控除の対象であることを証明できる書類を準備する必要があります。
続いて、源泉徴収票についてです。当該年度に、給与や退職金、年金といった収入がある場合、提出することとなります。
そして、収支内訳所、青色申告決算書についてです。白色申告の場合に必要となる収支内訳書とは、事業の収支内訳を記入する書類のことです。そこに、売上、仕入、人件費など様々な経費を記入し、所得額の算出を行います。
青色申告の場合に必要となる青色申告決算書とは、事業の収入と経費を記入する書類のことです。その内訳は、損益計算書、損益計算書の内訳、貸借対照表です。
このように、確定申告には状況に応じて、様々な書類が必要となります。準備不足の場合、申告が遅れることもあるのでお困りの際は専門家に相談することをおすすめします。
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確定申告の必要書類
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